こんにちは!ぺぬいです。
新年度の準備で何をすればいいかを
まとめた記事は他の方も
書いていてたくさんありますが、
この記事は私が実際に3年間担任を経験した中で、
これもあまり
言われていないけど必要だよな…。
というものまでまとめたものです。
「かゆいところに手が届く」を、
見事に体現しています。
実際に私が使用したデータも
添付してあるので、ぜひ見ていってください!
課題チェック用名簿を作る
各教科で宿題が出たときの
チェックや集計などで、何かと必要な名簿。
年度始めにまとめてつくっておけば、
後々楽になるので作っておきましょう!
※ファイルの中にある生徒の名前はすべて架空の名前です。
座席表を作る
教科担任の先生に生徒の名前を
覚えてもらうために、
座席表は必ず作りましょう。
教員目線と生徒目線で向きが
変わることに注意すべきです。
生徒名マグネット印刷
クラスの係を決めたり、
遠足や文化祭で役割分担を
するときに使います。
作るのは大変ですが、
年度始め作っておけば大活躍間違いなしです。
こちらの記事を見てください↓
「日直の仕事」のラミネート
日直の主な仕事は「黒板消し」や
「日付を書く」ことなどです。
単純な仕事ですが毎日当番が変わるので、
担任としては誰が日直になっても
同じ仕事ができるようになってもらいたいです。
そこで、日直の仕事を明確化することで、
どの生徒が日直になっても確実に
仕事をこなすことができます。
日誌のレイアウトは
多少変わっているかもしれません。
そのときは実際に使われている
日誌の1ページをPDF化して
新たに貼り付けるとよいです。
日誌のテーマを決める
おそらくどの学校でもあるであろう日誌。当番を決めて生徒に書かせることがほとんどだと思います。
まあ、一番最初は自己紹介でいいとは思います。
1周まわって2周目も自己紹介をするわけにはいかないので、どんなテーマで日誌を書かせるかを考えておきましょう。
以下、私が実際に書かせたことのあるテーマです。
- 自己紹介(年度初めに)
- 高校受験の思い出
- 私のおすすめの勉強法
- 好きな科目、嫌いな科目とその理由
- 夏休みの思い出
- ○学期の抱負
- クラスメイトの知られざる真実
- 学校生活の楽しい時間、イマイチな時間
- 来年度の抱負&クラスメイトへのメッセージ
- 今日あったこと、学んだこと(←考えるのが面倒ならこれだけで1年まわしてもいい)
- プチ小論文(150字以上、お題はネットから探した)
日誌の例文を書く
上記で説明した日誌のテーマについて、どんなことを書いたらいいのか?と生徒が困ってしまわないように毎回例文を書いていました。
こうすることである程度の基準を作ることができます。
出席簿に日にちを書く
新年度が始まる前に1年間分の日付を出席簿に一気に書いてしまうとよいです。
学校の活動は4月当初の年間行事予定にしたがっておこなわれるので、学校行事や休業日が変更になることはほとんどありません。
心配な場合は行事や休みの日は書かず、日付だけを記入しましょう。
忙しい毎朝のSTでは、日付を書く時間さえ惜しいときもあるので、先を見越して書いておくことはおすすめです。
床に机を揃える印をつける(超おすすめ)
机が揃っているだけで教室の見栄えは一段と変わります。しかし、揃えるための目印がないとなかなか揃えられません。
毎回掃除の後に
前後左右で机を揃えて~。
と言うのも意外と大変なことです。
そこでおすすめしているのが、床に机を揃えるために印」をマジックで書いておくこと。
油性マジックで書くのは躊躇するかもしれませんが、生徒が自然に教室で生活するだけで自然と薄くなるので大丈夫です。
一度マスキングテープで試したこともありましたが、すぐに剥がれてしまったのでおすすめしません。
これを書いておくだけで掃除時間の「机揃え」が圧倒的に早く、きれいになります。
印が消えそうになれば再度掃除時間に油性マジックを使って書けばよいです。
掃除ロッカー整理
1年間使う掃除ロッカー、最初が汚いとずっと汚いままです。
いつも同じ人が同じ道具を使うわけではないので、どこに何をしまえばいいのかが誰でもわかるようにしておく必要があります。
おすすめはフックの近くにシールを貼ることです。こうすることで大勢の人が使う条件の中でもある程度の綺麗さは保つことができました。
生徒に配布用の時間割作成
教室掲示用の時間割を作成はすると思いますが、生徒的には手元ですぐに確認できる時間割表がほしいとのこと。
私はちょうど教務部の時間割を作成する係だったこともあり、そこで使ったデータを使わせてもらい、生徒用の小さい時間割表も作成しました。
生徒は自分の筆箱に入れたり、よく使うファイルの見えるところに挟んだりしていました。
机と椅子がガタガタしないか
教室の机と椅子はすべてチェックし、がたつきがあるものは空き教室の物と交換しました。
生徒分すべてを点検するのはとても大変ですが、私はここは妥協してはいけないことだと考えています。
欠課計算表を作り直す
学級担任は受け持つ生徒が授業を何回休んでしまっているのか、数えなくてはいけないことがあります。
例えば、年度途中でクラスの生徒が学校を休みがちになり、あと何回授業を休んだら留年なのかのラインまできたら、担任が数えなければしれません。
もちろんそういう生徒がいなければ使うことはありませんが、4月の段階ではそれはわからないので、いざというときのために先に作っておくと良いです。
詳しくはこちらの記事を見てください。
前期HR役員を考える
学校で決められた係である室長、副室長、書記、保健委員、図書委員などだけだと人が余るので、各クラスで独自の係を考えなければいけないことがあります。
無難なのは提出物のチェックを行う国語係、数学係などの教科係を設ければいいです。
私が実際に設けた主な係です↓
もしそれでも人が余ってしまう場合は、以下の係を設けてみてはいかがでしょうか。
- 戸締まり係(移動教室での授業のときに教室の施錠を行う。室長や日直がやってもよいが、あえて仕事を分けることで責任感を持たせる。)
- 黒板消しクリーナーをセットする係(週末の掃除で教室掃除の生徒に黒板消しクリーナーの中身を水洗いさせているので、土日で干して乾いた物を週明けにセットする係です)
係の決め方については別の記事でまとめたので、ぜひ見てください。
教室案内図を作る
以下、掲示物↓
☐月間予定表
☐時間割表ポスターサイズ
A3サイズの紙が4枚で1つになるくらいのサイズだと、教室の後ろの席からでも見えます。私はどの角度からでも見やすいように、前の黒板の上に貼っていました。
学校案内図
2,3年生には必要ないかもしれませんが、1年生なら必ず必要です。
保健委員は昼放課に集まりがあるので会議室に行ってください。
先生、会議室ってどこにありますか?
こんなときに教室に案内図が掲示してあれば生徒もそれも見て場所を把握することができます。
大抵は1年生が最初にもらう資料のどこかに案内図があると思うので、それをコピーして掲示しておきましょう。
印刷するもの
- 課題チェック用名簿(たくさん)
- 掃除分担表
- 座席表
- 学級通信(作るなら)
- 担任として最初に聞きたいことアンケート
- 教室掲示用時間割
- 生徒配布用時間割
- クラス係一覧
その他決めること
掃除分担
1年間の掃除をどのように行うのかを決めます。多くの先生はクラスの何人かのグループに分けて、月ごとに掃除場所を変えています。
面談の日程
年度当初には担任と生徒の個別の面談があることが多いです。
どの時間に誰と行うかを決めておく必要があるので、余裕のあるに考えておきましょう。
ちなみに私は生徒にアンケートをとって、時間帯と曜日で都合の悪い日を聞いていましたが、いま考えてみるとしなくてもよかったかなと思っています。
こちらで決めてしまったものを掲示して、都合が悪かったら適宜生徒同士で話し合って交代させたほうがよかったなあ、と思っています。
まとめ
これらのことを入学式(始業式)が行われる4月6日前後までに行わないといけないので、本当に4月の最初は休むときがありません。
早めに準備をしようと思っても、担当する学年、クラスは3月末にならないと分かリません。
特に初めて担任をする年はうまくいかないかもしれませんが、むしろうまくいく方が難しいことです。
要するに、経験が浅いうちはベテランの先生に教えてもらいながら、少しずつ自分のスタイルを確立していくといいです!
年度の途中になってもいいので、少しずつでも生徒にとって勉強に集中できる教室環境を作っていってください。
この記事を見ているのが学生さんなら、4月になる前にこちらの記事も参考にしてください。