今回は5年間続けた教員を退職し、まったく別の仕事に転職しようと思った理由を述べさせて頂きます。
教員から転職しようと思っているけど勇気が出ない、うまく考えがまとまらない・・・。
そういった人たちの参考になれば幸いです。
転職するかどうか、マコなり社長が教えてくれた
転職を一度はやった方がいいと思う理由
マコなり社長のYou Tubeより
- 自分の仕事に納得感が生まれないこと
- 外から見た市場価値が分からないこと
- スキルの幅が広がらないこと
YouTubeでこの動画を観てから、自分の中の考えが変わりました。
このまま教員を続けていてもいいのかな…
そう感じた瞬間でした。
私が転職しようと決めた理由
現状の働き方、制度に納得できていない
以下は私が感じた不満です。
- 拘束時間長すぎ
- 頑張っても頑張らなくても給料は変わらない
- やらない人勝ちの雰囲気
- できる仕事が偏る
- 力がない人をクビにできない(一緒に仕事をしないといけない)
- 狭すぎる人間関係
- 部活の顧問を若手に任せがち(いないと成り立たない)
- 会議が平然と時間外に行われる(もちろん残業代なし)
働く前からわかっていたことですが、教員は時間的な拘束時間がとても長い仕事です。
それに対して、残業代で補填するという考えも当分はありません。
会議が勤務時間を超えたとしても、越えた時間だけ別の日に休みがとれる「割り振り」をもらえるだけです。(会議によっては割り振りさえもらえないことも)
ぶっちゃけ、休めるだけの時間なんてないし、そもそも年間で20日もらえる有給が大量に残っているので、割り振りに手をつけることはできません。
有給は年度末に20日を越えた分は抹消され、割り振りも年度末にすべて抹消されます。
特に、昨年度は3月の中旬に修学旅行があり、その割り振り8時間分を3月31日までに使い切らないといけませんでした。
春休みに使えばいいじゃん、と思うかもしれませんが、春休みは課外や中学生の合格者説明会など、さらに年度末ということもあり、多忙を極めています。
また、公務員ということもあり、不祥事でも起こさない限りクビになることはありません。
その現状に甘んじて、全力で仕事をしようとしている教員が少ないように感じます。
面倒くさい仕事はやらなかったり、若手に任せたりして、同じ条件で給料をもらっているはずなのに仕事量は明らかに違います。
以上のようなシステムに納得がいっておらず、今後数年間改善されることは無理だと感じ、
どうしようもないんなら自分が環境を変えるしかない!
と思ったわけです。
「安定」よりも「挑戦」を重視するようになった
教員という仕事は、生徒は違えど毎年やることはあらかた決まっています。
年間のスケジュールが決まっているのでいつ忙しいか、いつ余裕があるかなどの見通しが立てやすいです。
しかし、それは逆に自分の数年後、数十年後何をしているのか予想できてしまうということです。
それに対して、「安心」と考える人もいるでしょうが、私がこれは恐ろしいことだと感じてしまいました。
もっと自分の人生にワクワクしたい!!
と考えるようになりました。
教員以外の社会人の働き方が知りたくなった
ちまたでよく
- 教員の仕事は特殊
- 教員は社会の常識を知らない
と言われることがあります。
常識がないのかどうかはわかりませんが、特殊な仕事であることは重々承知しているつもりです。
授業の質や学級経営にノルマがあるわけではないからゴールがない=いくら時間があっても足りないくらい
これが教員という仕事の最も面白いところであり、同時にもっとも苦しめていることでもあると考えています。
高3の担任をしていて生徒の色々な夢や就きたい職業の話を聞いていると、
とは言っても、他の仕事の様子は自分はわからないからなあ。
と何度も思うことがありました。
全部の職業を体験することはできないけれど、
- 営業成績があって、
- 残業代が出て、
- 休日出勤はありえない雰囲気があって、
- 仕事ができなければクビになる
そういう環境で働いてみたい!!と感じ始めました。
まとめ
今まで教員の仕事しか経験しておらず、今回述べたことが他の職業の方にとってどう思われるかはわかりません。
それも踏まえて今の自分の考えが世間一般ではどうなのか、を知りたいのです。
教員の仕事そのものには未練があります。
教科指導だったり、生徒の進路を一緒になって考えたり、学生の頃に私が思い描いていたことができなくなるのは寂しいものです。
新しい仕事が落ち着いたら、今までとは違う形(非常勤講師とか)で学校での仕事に関わりたいと思っています。
今回は以上です!
追記
実際に辞めてみて何を感じたかを別の記事でまとめました。
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