年度当初の係決め、生徒にとっては大事なイベントですよね。
絶対学級委員(室長)になるぞ~!
楽な係ならなんでもいいなあ。
生徒によって考えは様々だと思います。
生徒がそれぞれの考えを持っているからこそ、トラブルも起こりやすいというもの。
今回はそんな係決めをスムーズに行うためのテクニックを紹介します。
- 年度始めのクラスの係決めでいつも苦戦する担任の先生
- クラスの係決めで全員が納得する平等な決め方を知りたい担任の先生
クラス係の平等な決め方とは
決め方でおそらくよくあるのは、
- 最初に学級委員(室長)などのまとめ役の係を決めて、その生徒に後を任せる
- 後ろの黒板に係名を書いておいて、自分がつきたい係のところに名前を書く
などがあると思います。
どのやり方でも決まればいいとは思うのですが、私が一番避けたいと思っているのは
早いもの勝ちや声の大きい子の意見だけが通ってしまう
ことです。
上記のやり方だとこの事態が起きかねません。
もしそれで係が決まったとしても、一部の生徒はずっと不満を持ったまま学校生活を送ることになってしまいます。
そんな事態を避けて、なるべくクラスの全員が納得の行く決め方を考えたので、私が実践した方法を紹介します。
①クラスの生徒全員に係の一覧と仕事内容がわかる紙を掲示or配布する
年度当初でしたら始業式に配る紙(学級通信など)と一緒に配ってもいいですし、教室のわかるところに掲示してもいいです。
どんな係があって、それぞれどんな仕事をするのか具体的に書きましょう。
②期限を設け、それまでにアンケートに希望の係を入力する。(GoogleFormがおすすめ)
クラスの生徒全員に情報が共有されたら、次はそれぞれの希望を聞きましょう。
すぐに決めるのではなく、アンケートを用意して希望を聞きます。
第2希望以降を聞く必要はありません。
期日を設けて、それまでに第1希望の係を入力して出してもらいましょう。
今日の16時までにアンケートに回答して送信してください。
送信しなかった人は希望はない、とみなします。
とでも言えば大抵やるはずです。
紙でアンケートを作って配布してもいいのですが、集計が大変なので、GoogleFormが使えるなら使いたいものです。
③いざ、係を決め!
締め切りが過ぎたらアンケートを確認し、定員におさまっている係から決定していきます。
定員を超える係がある場合は希望した生徒たちを呼んで、どうやって決めるか話し合わせます。
④以下、②と③を繰り返して係を決めていく
あと数人になったら、わざわざアンケートをするのもわずらわしいので、該当生徒を呼んで話し合わせればいいと思います。
1日で終わらないので日数がある程度必要ですが、これなら公平に係を決めることができます。
決まった係は教室の後ろの黒板にマグネットシートを使って貼っておくと、誰が見てもわかりやすいです。
学級委員だけは別の方法で…
ちなみに、学級委員(室長)だけは余った人が・・・、となるのは困るので、このアンケートを行う前にやりたいと思っている人を募ります。
いなかったら担任から指名します!
まとめ
以上、私が行っている係の決め方でした。
3年間担任を経験して毎年2回、計6回この方法で係を決めてきましたが、一度も問題は起きていません。
係決めに困っている先生はぜひとも実践してみてください。