教員のジレンマ4選【悩んでいてもしょうがない?】

私は公立高校で5年間、数学の教員として勤めました。

担任や部活動顧問という立場で生徒とたくさん関わってきて、どうにもできないジレンマがあることを強く感じました。

教員として働いているけど、いまいち納得できないことがある?

という人はぜひ参考にして下さい。

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目次

生徒一人一人に使える時間は限られる

クラスには、様々な学習レベルや学習スタイルを持つ生徒たちがいます。

教員は個別の生徒のニーズに合わせて、適切な教育プランを作成し、生徒たちが十分なサポートを受けるようにする必要があります。

しかし、クラスに多数の生徒がいる場合、すべての生徒のニーズに対応することは困難です。

本当はもっと時間をかけて育てたい生徒がいるのに、たった一人の問題生徒がいることで膨大な時間がとられて、その他の生徒を放置しなければいけないのは、なんともやるせない気持ちになります。

厳しい予算制限下での教育

学校には年度内で決められた予算があり、よっぽどの理由がない限り、予算を超えて何かをする、ということができません。

それはつまり、予算制限下で教育を提供しなければならないということです。

教室の黒板消しがボロボロで交換したくても、替えがなければ我慢するしかありません。

もちろん消す時間がかかるのでずっと効率が悪いです。

プリントを作成するために有能なパソコンソフトを購入したくても、そんなことに割く予算はないので、我慢するか、自腹で購入しなければいけません。

なんでもかんでもお金を使うことがいいわけではありませんが、「お金がないから」という理由で有益なチャンスを何度も逃すことになるのは残念でなりません。

意味のないルールを守らせる

「その校則っているのか?」というルールがあります。

ルールがあっても、教員側にそれを守らせようという意識がなく、形骸化してしまうことがあります。

こうなると守らせようと生徒を指導する教員だけが苦労を強いられ、なおかつ徹底することもできません。

ルールを守らせようが守らせまいが、教員の給料に影響はありません。

公務員であるがゆえの甘さが強く感じられました。

頑張っている人、まじめな人が損をする、という環境では自分自身が成長することなんてできません。

出世したら教師らしくなくなる

教員という仕事を続けていくと、いずれ力が認められて学年主任や教務主任などの主任、その先には教頭や校長、もしかしたら教育委員会に異動になるかもしれません。

もちろん給料も増えるし、今までにないやりがいを感じることはできるとは思いますが、確実に子どもたちと関わる時間は減っていきます。

子どもと関わりたくて教員になったのに、力をつけて主任や管理職になったら、出張が増えたり、授業の代わりに別の業務が増えて子どもと関わる機会が減ったり。

ぺぬい

自分がしたかったことってなんだろう?
やりがいだけで教員を続けていてもいいのかな?

色々と考えるきっかけになりました。

まとめ

以上、私が考える教員のジレンマでした。

これらのジレンマを踏まえたうえで教員を続けるのか、それとも別の道を進むのか?決めるのは自分自身です。

私は別の道に進むという選択をしましたが、外の世界を知ってまた教員の世界に戻ってくるのかも?しれません。

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