こんにちは!ぺぬいです。
学級担任をしている先生なら、
自分のクラスの生徒の掃除当番を
割り振らないといけないですよね。
普段の掃除当番、
どのように割り振っていますか?
私も初担任のときは、
年度始めに必死で決めていました。
ですが先生方なら分かると思いますが、
年度始めってめちゃくちゃ忙しい!
学級担任として掃除当番はもちろん、
係活動や座席配置、学級目標も
決めないといけません。
もちろん授業の準備も
忘れてはいけないですよね。
だから掃除当番だけを
どうしようかと「うーんうーん」と
悩んでいる時間はありません!
そんな状況だったから
私は初担任のとき、掃除当番を
こんな風にしちゃったんですよね。
4月 | 5月 | 6月 | … | 3月 | |
---|---|---|---|---|---|
教室掃除 | 出席番号1~10 | 出席番号31~40 | 出席番号21~30 | … | 出席番号11~20 |
廊下掃除 | 出席番号11~20 | 出席番号1~10 | 出席番号31~40 | … | 出席番号21~30 |
下駄箱、外掃除 | 出席番号21~30 | 出席番号11~20 | 出席番号1~10 | … | 出席番号31~40 |
トイレ掃除 | 出席番号31~40 | 出席番号21~30 | 出席番号11~20 | … | 出席番号1~10 |
別にこれって
おかしくないですよね?
むしろ1年間の割り振りが
先に決まっているし、
生徒も同じメンバーで
動くのでわかりやすいです。
そして何より、
ベテランの先生のクラスが
みんなこんな感じで決めていたので、
自分も真似をしただけなのです。
しかし、いざ新年度を迎えて
掃除が始まると、
全然生徒が動かないんです。
ほうきを持っている手が
動くことはほとんどなく、
おしゃべりで口が動くばっかり…。
「まだ床にゴミが落ちてるよ!」
「◯◯さん、
サボってないで掃除して!」
何度生徒に注意をしたか
わかりません。
そして、
大した掃除も終わっていないのに、
気づけば掃除の時間の終わりを
告げるチャイムが鳴ってしまう…。
生徒は薄情なもので、
掃除が終わった途端に
テキパキ帰る支度を始めるんですよ。
掃除の時間は帰る前の
おしゃべりタイム
私のクラスは年度当初、
そんな雰囲気になっていました。
私自身もまだ3年目の若手だったので、
そんなにサボっている生徒の
手を動かさせるような
威厳があるわけでもないです。
ある意味、ナメられていたのです。
もちろん、
まったく掃除がされていない
わけではないですが、
教室の床をほうきで1回掃いて、
ホコリを集めて終わり。
残った時間は
友達とおしゃべり…。
真面目な大人しい生徒だけが
黙々と床をほうきで掃いたり、
机を運んだりしている…。
この状態が続くと
どうなるかわかりますか?
真面目な生徒の不満が溜まる。
もちろんそれもあります。
しかし一番問題なのは、
教室が居心地の悪い
空間になってしまう
ということです。
生徒にとって教室は
学校の中で一番過ごす時間が
多い場所です。
頭を使って、勉強する時間が
一番長いのも教室。
想像してみてください。
そんな、生徒の学習意欲や学力の向上に
必要不可欠な空間である教室に
平気で床にゴミが落ちていたり、
ロッカーの上に飲みかけの
ペットボトルが置きっぱなしに
なっている…。
そんな環境で生徒が勉強に
集中できると思いますか?
答えはもちろんノーです。
生徒が授業に集中できなくなってしまい、
成績もどんどん下がっていく。
なんだか自分の教室だけ暗く感じる。
「電気が暗い」とか物理的な話ではなく、
なんだかほこりっぽくて、
生徒の活気も感じられないのです。
生徒も居心地が悪そう…。
教室の乱れは心の乱れ
という言葉を聞いたことは
ありますか?
落ち着かない学級や問題の多い学級は
教室が汚いことが多い
という考え方です。
そのまま放置していたら
学級崩壊だって
起こり得るかもしれません。
動かない生徒が悪い。
自分の指導経験が浅いのが原因。
ずっとそう思っていました。
しかし、あることが
抜け落ちていたことに気がついたんです!
それは、
『生徒が動くための仕組みづくり』。
正直、やっていたつもりではいたけど、
全然甘かったです。
クラス担任をする先生の忙しさは
半端ではありません。
あなたが出張で掃除の時間
教室にいなかったとしても、
生徒が掃除をするための
仕組みづくりを
しておく責任があります。
その仕組みづくりを
していないのにも関わらず、
「生徒が全然動いてくれない」は
あまりにも無責任です。
偉そうに言っていますが、
担任になったばかりの私は
それが想定できていませんでした。
他の先生がやっていた実践を
特に考えることなく自分もやってみる。
その結果、生徒が掃除の時間に
全然手を動かすことをせずに、
教室がどんどん居心地の悪い空間に
なっていったのです。
毎日掃除があるのにも関わらず
なぜか教室はどんどん
暗い雰囲気が蔓延していくのです。
そんなの絶対に嫌ですよね。
確かに年度の始めは忙しく、
掃除当番を決めることは
軽視されがちですが、
仕組みができていない状態を
ずっと放っておくと、
生徒の成績にも影響し、
最悪の場合は学級崩壊も
引き起こしかねません。
そのくらい奥が深いし、
重要なんですよね。
ですので今回は、
あなたが過去の私と同じように
掃除当番の割り振りで困らないように、
生徒が勝手に動いてくれる
掃除当番の決め方を提案します!
1日中生徒が掃除を
しないことに悩みたくない!
という人だけ
この先を読み進めてください。
私の掃除の理念
教師の業務削減
掃除をすればするほど教師の仕事が
増えるのはおかしな話ですよね。
教師がやらなくてもいい仕事は
生徒にお願いをします。
具体的にやってほしいことを指示すれば、
生徒も手を止めることなく
あなたの仕事を手伝ってくれます。
生徒同士の交流の機会にする
少し掃除と関係のない話をしますね。
生徒が学校にいるとき
その時間の半分以上は授業です。
その授業中は席に着いて、
近くの席の生徒と話せるかどうか。
休み時間になれば
自分の仲のいいメンバーで
集まって話していますよね。
そう考えると、
案外生徒が人脈を広げる
チャンスって少ないんですよ。
私は別に
「クラス全員の人と仲良くなろうね!」
という綺麗事を
言いたいわけではありません。
ただ困ったときに相談できたり、
ちょっとの会話ができるだけでも
見える世界は変わってくると思うんです。
そこで私は掃除の時間を推しています。
掃除の時間はある程度移動が
できるので自由がありつつ、
いつもの仲良しメンバーで
関わる時間というわけでもありません。
よくも悪くも、
普段関わっていない人とも
コミュニケーションをとって
掃除をする必要があるのです。
担任として、この機会を
逃すわけにはいかないですよね。
「せっかく1年間
同じ教室で勉強しているのに、
1回も話すこと無く終わった」
ということが
誰もないようにするのが目標でした。
きれいにすることは大前提
ここまで全然掃除のことを
述べていませんでしたが、
掃除をしてきれいにすることは大前提です。
ですが私の紹介する
掃除当番の方法を取り入れることで、
教師の業務も時短しつつ、
さらに生徒間の交流も
活性化させながら
教室をきれいにすることができます。
それは、私が実証済みですので
安心してくださいね!
間違った掃除当番の例
では次に、私が失敗した
「間違った掃除当番」を
改めて紹介します。
4月 | 5月 | 6月 | … | 3月 | |
---|---|---|---|---|---|
教室掃除 | 出席番号1~10 | 出席番号31~40 | 出席番号21~30 | … | 出席番号11~20 |
廊下掃除 | 出席番号11~20 | 出席番号1~10 | 出席番号31~40 | … | 出席番号21~30 |
下駄箱、外掃除 | 出席番号21~30 | 出席番号11~20 | 出席番号1~10 | … | 出席番号31~40 |
トイレ掃除 | 出席番号31~40 | 出席番号21~30 | 出席番号11~20 | … | 出席番号1~10 |
これはですね、
最悪の割り振りです。
なぜかはわかりますか?
1つ1つ説明していきますね。
生徒が何をすればいいかわからない
生徒からしたら
掃除が始まったら
集まる場所はわかるけど、
何をすればいいの?
という状態です。
真面目な生徒はほうきを
もって教室を掃いたり
黒板を掃除したりしますが、
そうでない生徒は隅の方で
おしゃべりすることが
目に見えてわかります。
「雑巾がけ」のような
比較的敬遠されがちな役割は
誰もやろうとしないはずです。
メンバーが固定されている
表の例で考えると、
1グループは10人ですよね。
仲良しのメンバーが9人いて、
別グループの生徒が1人だけの場合、
1人の生徒は1年間実質1人で
掃除をし続けることになるのです。
周りは友達と楽しく話しながら
楽しく掃除しているのに、
自分は黙々と手を動かすだけ。
せっかく普段関われない人とも
関わることができるチャンスなのに、
もったいなさすぎますね。
ですので、私は出席番号順で
1年間ローテーションを
組む決め方には賛成しません。
確かに決めるのは楽ですが、
それで失うメリットが大きすぎます。
では、ちゃんと
生徒1人1人が
手を止めることなく掃除を
するにはどうしたらいいのか?
それは、「1人1役」を
徹底することです。
「そんなの小学校低学年の
子どもだけの話じゃないの?」
と言われることもありますが、
私はそうは思いません。
現に「1人1役」を
していないから掃除の時間に
生徒が動かないのではないでしょうか?
あなたもよく知っている通り
人間は大人数だと、
どうしてもサボってしまう人が
いるからです。
これは人間の性質上、
仕方のないことです。
1人1役を任せることで、
責任感が生まれて
掃除に集中しやすくなります。
では、責任のある役割を
与えるためのレパートリーは
何があるのか?
今回の記事では、最初に
誰にでも思いつくような仕事を紹介し、
後半では私が担任をしていて
実際に運用していた仕事を紹介します!
どこかの本やネットに
載っていたものではなく、
実際の担任業務で
必要なものだったので、
再現性はかなりあります。
それをこれから
1つ1つ紹介しますね!
長いほうきで床を掃く
絶対に必要ですよね!
ここでは2人としましたが、
他の割り振りとの兼ね合いで
調整がしやすいです。
それでも4人までが
限界かなと思います。
1種類の掃除当番に何人もいると、
サボる生徒が出てくるので
できれば1人1役が望ましいです。
例えば
「AさんとBさんは教室掃除」
と指示するよりも、
Aさんは教室の右半分、
Bさんは教室の左半分をお願いね
と指示をする。
これだけで一気に
生徒1人1人の責任感が増します。
掃除が終わった後に
教室の右側に大きいホコリが
落ちていたら、
Aさんの責任になりますもんね。
完全に余談ですが、
私の地元(愛知)では
「Tぼうき」と呼んでいましたが、
みなさんは何と呼んでいますか?
短いほうきとちりとりでゴミを回収
集めたゴミは捨てないと
意味がないですもんね。
これも必須な役割です。
ですがここで1つ注意!
「ちりとりでゴミを回収する」
だけの役割しか与えないと、
掃除の終盤まで動かない
なんてことが有り得ます。
そんなことにならないように、
終盤までは長いほうきを
持っている人と一緒に
床の掃き掃除をさせる役割も
持たせましょう。
雑巾がけ
高校生はあまり雑巾がけを
したがらないので、
私はワックスがけの前や
大掃除のとき以外は
役割には入れていませんでした。
ぶっちゃけ、雑巾がけをしないと
取れないホコリってあんまり
ないですからね。
教室の黒板の掃除
これも絶対に必要ですね。
毎日授業で使われる黒板は
きれいに保ちたいです。
朝、1時間目の授業のときは
書くのをためらうくらい
きれいな黒板であってほしい!
そうするために、黒板掃除には
2人以上で対応をさせます。
後ろに黒板がある場合は
前の黒板に2人、
後ろの黒板に1人の
人員配置でもよいです。
ちなみに、
チョークを置くところの掃除って
大変じゃないですか?
チョークの粉を集めようとするとき
ちりとりを使うとサイズが合わないので、
粉を床にこぼす生徒が続出します。
そんなときには
以下のようなハケが便利です。
70mmがちょうどいいサイズなので、
ぜひ1つの教室に2つ
導入してみてください。
掃除の効率が爆上がりしますよ!
このハケと、
後で紹介する「あるアイテム」を使うことで、
教室の黒板掃除の効率が格段にアップします。
少し余談ですが、
黒板消しは長いものに限りますね…。
自腹で購入して自分の教室に
置いている先生もいました。
私は退職した先生から
いただいた黒板消しを
自分の教室に置いていました。
窓拭き
ただ、そんなに毎日
掃除しないといけないほど窓が
汚れることはないと思うので、
定常の役割にするのは
おすすめしません。
逆に、大掃除では
必ずやるべき掃除です。
やるとなったら、
教室の窓はたくさんあるので
4人くらいの人員は欲しいですね。
水拭きだけだとどうしても拭いた跡が
残ってしまうので、窓拭き用のグッズを
使うことをおすすめします。
ここからは…
ここまでは正直、先生なら
誰でもすぐに思いつく役割です。
それではここからは、
他ではあまり聞かない
掃除当番のレパートリーを
紹介するのですが…、
これらは
有料での提供となります。
「1人1役」を与えて
生徒に責任を持って掃除を
してもらうために、
私が3年間の担任業務の中で
『必要だ!』と感じた
掃除当番の完成形です。
生徒が自発的に動いて、
快適な教室環境を
作り出すための最初の一歩
その価格なんと…
300円
たったワンコインです!
だって、1年間を通して
ずっと行われる掃除のことで
「生徒が動いてくれない…」
「教室がきれいにならない…」
などと悩み続けたくないですよね。
時短できるところはサクッと終わらせて、
授業の準備をしたり、
教室環境の整備に時間を使ってほしいです。
300円ショップで1つモノを
買うのを我慢して、今回の
内容を使ってほしいなと思います!
もし担任1年目の私が
この記事を読んでいたとしたら、
絶対に購入すると断言できます。
なぜなら今回のレパートリーは
「自分でアレンジできる」
という強みがあるからです。
私が紹介した通りの人数、
役割をもたせる必要はなく、
あなたの学級の実情に応じて
臨機応変にアレンジをすればよいのです。
自分用に掃除当番を
カスタマイズできるから、
正直、活用するしかないですよ!
もちろん、
「有料ならいいや~」
って思う方は購入しなくて
大丈夫です!
1年中、
「生徒が動いてくれない…」
「教室がきれいにならない…」
と悩み続けて働くのか、
今回の掃除当番の
レパートリーを取り入れて
掃除の時間をワクワク
できるものにさせるか
ここは1年間の学級経営を軌道に
乗せられるかどうかの大きな分かれ道です!
・1年間自信をもって生徒の前に立つ
・1年間の学級経営が上手くいく
・教室で生徒の笑顔が増える
この状態を1年間継続できるなら
買わない理由がありません。
ぜひ、自問自答してみて下さい。
購読してアクセス
教室掃除の生徒に絶対にやらせたい
掃除のレパートリー8選
(2156文字)
まとめ
以上、教室掃除当番の
レパートリーの紹介でした!
終業式などの大掃除の割り振りで
どんなことをするのか知りたい人は、
こちらの記事↓も参考にしてください。
P.S.
最後までお付き合いいただき
誠にありがとうございます。
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新卒から教師になった人で、
よく働き方に関する悩みを聞きます。
「仕事が山積みで、
何から手を付けて
良いのかわからない…。」
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