教師の働き方を変えていくべきたった一つの理由

ぺぬい

こんにちは!ぺぬいです。

世間では「働き方改革」という
言葉が話題になっていますが、
もちろん教師だって
他人事ではありません。

あなたの勤務している学校では
「働き方改革」は順調に
なされているでしょうか?

この質問をしたとき、
おそらく多くの方が「No」
言うことでしょう。

働き方を変えたいといっても、
文科省や教育委員会には
期待ができないので、
個人でできることをするしかない。

でも、
「結局、何をすればいいかわからない」
という人が多数です。

そう思っている方々に向けて、
ここで衝撃的な事実をお伝えします。


次のグラフは、
とある地域の教員調査において

「1カ月の時間外業務のうち、
 あなたが減らせると思う時間」

を質問した結果です。

実に、
32.2%の教員が
0時間と答えています。

どうですか?

驚きですよね。

私もこのデータを見たとき、
衝撃過ぎて何度も
見返してしまいました。

つまり、
時間外業務を減らすことは
そもそも「無理」
だと
感じているのです。

この「無理」だと
感じている人たちの中には、
「人」や「感情」の問題を背景として
無理だと断じている人もいれば、

そういった問題を
クリアしたとしても、

学校や教員の仕事が
そもそも持っている
特徴を背景として、

結局、
どうすればいいかわからないと
感じている人もいます。

それは、
学校や教員の仕事の複雑さが
原因でもあります。

ではなぜ、そもそも

学校の先生がどうして働き方を
変えていかないといけないのか

あなたは説明することがでますか?

  • 長時間勤務は良くないから
  • プライベートの時間も
    大切にしたいから

もちろんそれも
あるかもしれませんが、
もっと大事なことがあります。

これを知らないと、
いずれあなたは仕事に忙殺され
目の前の仕事が
回らなくなってしまいます。

改善したいのに
原因がわからないので、
ずっとモヤモヤを抱えたまま
働くしかありません。

そうしていくうちに
段々と気持ちが沈んでいき、
鬱になって、

最終的には、教師の仕事を
続けられなくなってしまう

かもしれません。

あなたにはそんな風に
なってほしくありません。

私は学校の先生たちは全員、

今すぐにでも働き方を
変えていかないといけない

と考えています。

せめてこの記事を
読んでいるあなただけは、
自分自身で働き方改革を起こし、

「やっぱり教師になってよかった!」

「続けてきてよかった!」

と思ってほしいのです。

ですので、絶対に今回の内容を
理解するようにしてくださいね。

それではいきましょう!

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目次

忘れがちだが重要なもの

先ほど

今すぐにでも働き方を
変えていかないといけない

ということをお伝えしましたが、
追い立てられるようにして
変えていくだけでは、
モチベーションが湧かない人も
いるかもしれません。

そんな方に挙げておきたい理由、
今回のメインテーマが、
「働いて幸せになるため」
ということです。

ですがこれだけだと
あまりに抽象的、
かつ、主観的に
思われるかもしれません。

実際にこれまで、
掴みづらいがために
ないがしろにされてきた
傾向があります。

けれど、働く上で
非常に重要な視点だと
私は考えています。

教員として働いて得る幸せ・失った時間

教員として働くことで
得られる幸せとは、
どのようなことなのでしょうか。

例えば朝から晩まで、
晴れの日も雨の日も、
平日も休日も
子どものことを考え続け、
次の授業や行事の準備をし、

手を変え品を変え、
心がつながったと思えば離れ…。

そんな風にして
一緒に過ごしてきた子どもたちから、
卒業式の日に言われた
「ありがとう」の言葉。

これは格別のものです。

私も高校3年生の担任を行い、
その瞬間を経験したので
よくわかります。

教師冥利に尽きる瞬間と言っても
過言ではありません。

そのための苦労なら
全くいとわない。

そもそもそれは「苦」ではない。

そういう人も
多いのではないでしょうか。

しかし、一度考えてみてください。

そのために犠牲にしてきたもの
なかったでしょうか。

例えば、
家族との時間、
恋人との時間、
趣味の時間。

本当はもっと一緒にいたかった。

自分の親と過ごす時間。

将来できるかもしれない
自分の子ども入学式や授業参観。

恋人との記念日も、
次の日の仕事が片付かなくて
一緒にいられなかったことが
あったのではないでしょうか?

休みの日に友人と集まって
テニスや釣りなどの趣味を
楽しむはずが、
前日になってドタキャン。

もしかしたら、あなた自身は
なんとも思っていないかもしれない。

でも、あなたの家族や恋人、
友人はどうでしょうか?

もっとあなたと一緒にいたいと
思っていたかもしれない。

他にも、自分自身のために使いたい
娯楽や自己研鑽の時間が、
本当はあるのではないでしょうか?

すぐ浮かばなくても、
実は目の前の仕事に没頭するうちに
忘れてしまっただけかもしれません。

そして、
そういったものを犠牲にすることを、

いつのまにか当然だと
思うようになってしまった
のではないでしょうか。

あなたは、いつまで
その働き方を続けるつもりですか?

やりがいがある≠人に勧められる

「やりがいがあるなら
 勧めたいのが普通なんじゃないの?」

一見矛盾していますよね。

このことに関連する、
興味深いデータがあります。

とある地域の教員調査において、
教員の仕事に「やりがい」を
感じているかどうか尋ねたところ、

8割弱の教員が
「感じている」と答えたのです。

教員という仕事は、実に
やりがいのある仕事
であることがわかります。

これは喜ばしいことですよね。

一方、同調査において若い人に
教員の仕事を勧めたいか
どうかを尋ねたところ、

7割弱もの教員が
「若い人に勧めたいと思わない」
と答えています。

やりがいを感じられる仕事
であるにもかかわらず、ですよ?

教員という仕事の悲哀を
感じさせる結果です。

「やりがいはあっても
 若い人には勧めたくない」

このような思いになるのは、
そのやりがいが
さまざまな犠牲の上に
成り立っているから。

このようには
考えられないでしょうか?

そして、
そのことはあなた自身が
一番わかっているのでは
ないでしょうか。

自分自身や家族を犠牲にせず子どもたちと向き合うために

改めて考えてみたいのは、
そういった犠牲は
避けられないものなのか?
ということです。

子どもの学びや成長に貢献し、
教員として納得して仕事をすることと、
自分や(学校以外の)
身の周りの人のために時間を使うこと、

その両立の可能性は
ありえないのでしょうか?

「ない」とか「そんなもんだ」
あきらめるのは簡単です。

「これまでもそうしてきた」
と受け入れることも可能でしょう。
(実際にそうしてきたのだから)。

でも、そこをもう一度
考えてみてほしいです。

もし、自分が家族や趣味を
犠牲にせずに働き、
それでいて子どもときちんと
向き合うこともできるのであれば、

それこそ本当に幸せだと
言えるのではないのでしょうか?

例えば、幸せを感じ、
教師という職業に愛着がなければ、
新たなことを学ぶ意欲は湧かない。

そして、
時間にも気持ちにも余裕がなければ、
職場のメンバー間で時間を
調整する気持ちにもなれません。

また、これから教師になる
人たちにとって、あなたが
「理想の働き方をしている教師の見本」
になれるとしたら、

それは「働きながら幸せになる」
ことができている証拠
なのではないでしょうか。

だからこそ今、改めて
自分や自分の周りの人が
幸せになる
ことを
もう一度考えてみる必要が
あると思います。

さて、最後に改めて質問します。

平日は生徒が来る
1時間以上前に出勤、

ほぼ休憩なしで
夕方まで働き続け、
授業後も部活や会議で
気づいたら19時。

そこから授業の準備や残った仕事、
保護者への電話対応で
退勤するのが21時前後。

これだけ働いているのに
仕事が終わらないから

持ち帰って家で仕事をしたり、
土日に職員室に
来たりしてパソコンを開く。

あなたは、
いつまでその働き方を
続けるつもりですか?

P.S.

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